SDS法を使えばイベントやプレゼンで賢い人が喋っているような“わかりやすい説明”ができるようになります。
なぜなら、SDS法がそもそもシンプルな文章構成テンプレートだからです。
この記事では、①SDS法の例文②SDS法とPREP法の違い、③どんなときにSDS法を使えばいいのかなどをまとめました。
この記事を最後まで読めば、あなたも賢い人が話す“わかりやすい説明”ができるようになります。
- SDS法を理解できる
- SDS法の活用場面がわかる
- SDS法の練習方法がわかる
この記事のもくじ
SDS法とは|PREP法とSDS法の使い分け方&例文のまとめ
SDS法とは、Summary・Details・Summaryの略です。
Summary = 全体の概要や結論
Details = 詳細
Summary = まとめ
SDS法は、もっとも伝えたい結論を述べ次にその結論を詳細に伝えます。そして最後に、結論をくり返して全体をまとめる文章構成です。
Summary(サマリー)…概要・要約・まとめという意味
Details(ディティール)…詳細、細部という意味
SDS法の“伝わりやすさの特徴”
SDS法の“伝わりやすさの特徴”は主に2つです。
- 結論を最初に伝える
- 結論を繰り返す
それぞれ解説します。
1.結論を最初に伝える
ビジネスシーンでは結論を先に伝えることが大切です。
また、聞き手の集中力は開始直後の30秒と言われます。
結論を先に述べることで相手の聞く姿勢が整います。また、聞き手に無駄な時間を取らせない配慮を示すことができます!
結論を先に伝えることで説明にインパクトが出ます。よって、結論から話すことで自然と“つかみ”を作れてしまうのもSDS法の良い点ですね。
2.結論を繰り返す
重要なことは1度だけ伝えるよりも、なんども伝えた方が記憶に残ります
結論を伝えた後、あなたの主張を裏付ける「理由や事例」をはさむことで2度目の結論はさらに理解度が深まります。
SDS法の例文
SDS法を使った例文を4つご紹介します。
結論:お腹が減った…
詳細:もう2日なにも食べてないんだ…
まとめ:お腹が減って死にそう
結論:来年タイに移住することに決めました。
詳細:都内で働くことに疲れたこととタイ料理が昔から大好きだからだ
まとめ:何をいわれようとタイに移住します。
結論:プレゼンや自己PRに使えるSDS法をご紹介します
詳細:内容は3つのパートに別れています。
①どんなときにSDS法を使えばいいのか
②SDS法とPREP法の違い
③SDS法を活用する練習法をご紹介します。
まとめ:さっそく、SDS法についてまとめたスライドを見ていきましょう
概要:本日は、当店の春の新作うどんの試食会にお越しいただき誠にありがとうございます。今回は、地元でとれた3種類の山菜を使った「春の山菜うどん」をご試食いただきます。
詳細:地元の山で採れた新鮮な菜の花・タラの芽・こごみを、コクのある胡麻だれで上品な味に仕上げ、この町でしか味わえない特別なうどんに仕上げました。
結論:さっそくですが、春の山菜うどんをご賞味ください。(おうどんを配膳する)
SDS法とPREP法の違いは?
PREP法やホールパート法はSDS法によく似ています。
基本的には「結論→詳細→結論」の型になりますので、SDS法とほぼ同じ文章構成です。
PREP法とは?
PREP法(プレップ法)は、あらゆるビジネスシーンで使われる文章構成(テンプレート)です。
PREP法の「PREP」とは、4つの要素の頭文字をとったもの。
P = Point (結論・要点)R = Reason (理由)
E = Example (事例・具体例)
P = Point (要点・結論を繰り返す)
PREP法がSDS法に似ている理由
例文で見ると以下の通りです。
P(S) 結論:私はSDS法をマスターしたいです。
R(D) 理由:なぜなら、自己PRを書く時にSDS法が使えると聞いたから。
E(D) 具体例:面接の全ての場面で失敗したくないのです。
P(S) 結論:だから私はSDS法をマスターしたい。
文章構成は基本的にほぼ同じと言えます。
SDS法とPREP法の使い分け方は?
SDS法とPREP法の使い分けは以下の通りです。
- SDS法は、伝えたいことを発表する場面で相性がいい
- PREP法は、主張の正しさなどを訴えたい場合に相性がいい
(※ホールパート法も同様)
あくまで文章構成の型なので正解がありませんが、まずはこのように使い分けてみてください。
SDS法の練習方法
SDS法の効果的な練習方法は以下です。
- 例文を声に出して読む・書く
- 周りにある商品を紹介してみる
- 自分の今の気持ちをSDS法で書いてみる
まとめ:SDS法とは|PREP法とSDS法の使い分け方&例文のまとめ
【SDS法は3つの構成から作られる文章テンプレ】
Summary = 全体の概要や結論
Details = 詳細
Summary = まとめ
■SDS法とPREP法の違い
→ ほぼ同じ文章構成
■SDS法とPREP法の使い分け
・SDS法は、伝えたいことを発表する場面で相性がいい
・PREP法は、主張の正しさなどを訴えたい場合に相性がいい
■SDS法の練習方法
1.例文を声に出して読む・書く
2.周りにある商品を紹介してみる
3.自分の今の気持ちをSDS法で書いてみる
SDS法は、とてもシンプルな型です。
ですが、軽視は禁物。以前にホールパート法の記事で書きましたが、型を使わなかった例はヒドいものです。以下記事の例文も併せて読んで見てください!
この記事を気に入っていただけましたらイイね&シェアお願いします!