もし自分に「洗脳」する力があったら…って考えるとロマンを感じませんか?
めっちゃ同感です!
今回は、洗脳方法をわかりやすく端的に解説します。
多くの心理学書籍で書かれている、テクニック部分だけを抜き出してまとめてますので、最短で利用できるレベルになります。
この記事を読み終えれば、洗脳を理解し人を洗脳できるようになりますよ〜!
というよりも、あまりにも簡単なステップなので「なんだこんなことか」と感じるかもしれません。
ですがこの洗脳方法、宗教団体だけでなく政治家・ビジネスマン・マーケター・コーチ・アーティストが実際に使っている効果が実証されたテクニックです。
読んで終わるのではなく、必ず読んだ後に自然に使えるようにイメージトレーニングしてください。
では、大きく深呼吸をして準備ができたら行ってみましょ〜!
この記事のもくじ
- 1 洗脳とは簡単に説明すると「人が考えを改める」こと
- 1.1 洗脳事例1)「カレーはココイチっしょ!」って思ってたけど..
- 1.2 洗脳事例2)「筋トレといえばプロテイン!」って思ってた..
- 1.3 洗脳事例3)「金が無い!資格取らなきゃ!!」って思ってた..
- 1.4 洗脳事例4)「北海道でいくら丼!」のつもりが福岡へ..
- 1.5 洗脳事例5)共通の敵を叩いて、行動させる
- 1.6 洗脳事例6)突然、金持ちになりたくなった!!
- 1.7 洗脳事例7)「このラーメン微妙…」でも今は…
- 1.8 洗脳事例8)信頼できる人いないかな…いた!
- 1.9 これがホントに洗脳?私の思う洗脳と違う気がする…
- 1.10 洗脳はコツコツ小さな信頼の積み重ねが重要
- 1.11 学びとは行動が変わること
- 2 洗脳する方法
- 3 ズブズブに心をつかむ洗脳ステップ
- 4 人を最も洗脳しやすいタイミングがある
- 5 まとめ:洗脳とは|洗脳方法をわかりやすく徹底解説(事例付)
洗脳とは簡単に説明すると「人が考えを改める」こと
洗脳(brainwashing)とは、簡単に説明すると「人が考えを改める」ことです。
相手が常識だと思うことを、新しい知識や気づきを与えることで新しい考えに変えることを「洗脳する」と言います。
イメージが湧きやすいように、とても身近な洗脳の事例を8つあげますね。
超しょぼい洗脳事例順にいきます!
洗脳事例1)「カレーはココイチっしょ!」って思ってたけど..
あなたはココイチが大好き!
「ココイチのカレー以外は認めない!」と思っていたとします。
ですが、片思いの子が「私、ゴーゴーカレー派なんだよね!毎週行ってるけど全っ然飽きない。」って言ったら..
そこまでいうならゴーゴーカレーも食べてみるかな..ってちょっとは思うのではないでしょうか。
洗脳事例2)「筋トレといえばプロテイン!」って思ってた..
あなたはマッチョにあこがれて筋トレをしながらプロテインを毎日飲んでるとします。
ですが、マッチョな先輩から「プロテインの飲み過ぎは肝臓にわるいぞ!極限にトレーニングしている人以外はアミノ酸を摂ったほうが効率的なんだ」っていわれると..
根拠はどうあれプロテインを飲むのを辞めてアミノ酸を摂りたくなるのではないでしょうか。
洗脳事例3)「金が無い!資格取らなきゃ!!」って思ってた..
あなたは収入が低いと悩んでいます。
「何か資格を取ろうか..でも続くか不安だな。将来が不安..」
そんなとき「簡単に今すぐ稼げる方法があります!知識はもちろん不要。これさえ知ればハワイでゆっくりスローライフがおくれます。ホラ!他の人もこんなに稼げてますよ。」ってな具合に証拠を見せられると..
「良さそう..」と、心が動くのではないでしょうか。
洗脳事例4)「北海道でいくら丼!」のつもりが福岡へ..
あなた(東京在住)は次の連休を使って、念願の北海道旅行『いくら丼計画』を立てました!
すると、占い好きの彼女に「北方向は行っちゃだめ!吉方位で危険ってなってる。飛行機落ちるかもよ..」って脅されて..
急きょ福岡旅行に行くことに決めました。
洗脳事例5)共通の敵を叩いて、行動させる
働いても給料が上がらない..苦しい。
そんなとき「貧しいのは国のせいだ!あなたは全然悪く無い、今こそ立ち上がろう!」と言われて心が熱くなってしまった..
いても立ってもいられずデモに参加することに決めました。
洗脳事例6)突然、金持ちになりたくなった!!
久々に会う友達がロレックスの腕時計、高級バッグ、バレンシアガのニット、ディオールの靴で登場。
話を聞いてみると、この半年間の内にビジネスで大成功したとのこと。
「今なら誰でも儲かるよ!!お前もやったらいいじゃん」って言われて..
「教えてくれ..」と一言。(心がドキドキし始めました..)
洗脳事例7)「このラーメン微妙…」でも今は…
ラーメン◯郎系列に行くと、お店の張り紙に「最低3回は食べにきてください。お店本来の美味しさがわかります!」と書いてあった。
「確かにラーメンは微妙に感じる。でもあの張り紙が気になるな…」
その後、3回お店に通った結果...
お腹が減った時、ついこのラーメンを食べたくなってしまっていたのだ!!(動物性の脂は中毒性があります)
洗脳事例8)信頼できる人いないかな…いた!
「家が欲しい。なるべく信頼できる会社に頼みたいなぁ..」と悩んでいる人に..
家を買う前に知っておきたいお役立ち情報(追加料金や保証の相場など)を送りました。すると..
「この人は私のことを本当に思ってくれてる!」と心を開いてくれた。
日常の中にある洗脳例、詐欺的な洗脳例、政治的によく使われる洗脳例、ビジネスにおける洗脳例など…
身近な例で、8つの洗脳例をあげました。
人の考えが変わり、行動が変わる。これが洗脳です。
思ってたんと違う...
これがホントに洗脳?私の思う洗脳と違う気がする…
「いや、待ってください。そんなの聞きたいんじゃないですが!!僕が知りたいのは人を完全にいいなりにして、人を自由にあやつる方の洗脳です!」
と、あなたは感じたかもしれません。
確かにこれだけです。かんたんですしショボいと感じると思います。ですが、焦らないでください。このかんたんでショボいからこそ誰でもできるし強力なんです。
確かにご紹介したケースの中には、「これ洗脳か?」と感じるケースも多々あったかもしれません。
しかし、洗脳にはこの小さな積み重ねが大切なのです。これを徐々にスケールを大きくし長期的にハードルを高くして行くことが大きな洗脳をかける手口です。
なぜ小さな積み重ねが大切か?については下の記事で書いてます。
洗脳はコツコツ小さな信頼の積み重ねが重要
強い信頼を勝ち取る上で最も大切なことは「積み重ね」です。
イチロー“小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただ一つの道”
つまり、一発逆転ホームランを打つよりも、小さくていいので結果を重ね続けることが大きな結果を生む。そして、安定的に結果を出す人はプロ(信頼できる人)だと認められるというわけです。
人を洗脳するには、まずあなたが相手からプロだと認められることが必要不可欠なのです。
学びとは行動が変わること
真の学びとは、記憶することではなく行動が変わることだと言われます。
人の行動を変えるには、信頼を勝ち取り、誰もができる無理のない変化を作ってあげることです。
当然ですが、あなたがその道のプロだと思われてた方がかんたんそうよね?
ポジティブな方向に誘(いざな)ってあげる場合、洗脳はコーチングやファン化と呼ばれたりもします。
ちなみに、洗脳が悪用してはいけないと言われる要因の一つを以下に示します。
嘘や誇大的な表現を使って証拠や権威性を捻じ曲げると、多くの人はかんたんにダマされます。
悪用してはいけないと言われる所以(ゆえん)です。
では次に、洗脳する方法について解説します!
洗脳する方法
洗脳にはテンプレートがあります。
以下の5つの手順を踏むと良いとされています。
1)〜3)が洗脳ステップ。4)〜5)は行動を促すステップです。
1)共通点で盛り上がる(類似性の法則)
2)相手を100%認め心を開いてもらう(聞く耳を持たせる)
3)共通の敵を激しく叩く
4)今のままじゃヤバいと説明
5)こうすれば幸せな未来が開けると伝える
1)〜3)洗脳ステップ:考えを改める
→ 相手に強いこだわりがあるほど必要不可欠です。
4)〜5)行動ステップ:実際に行動に移してもらう
→ こちらはDRMやセールスのステップになります。
もし、1)〜3)の洗脳のステップを飛ばして4)〜5)の行動ステップだけで人を説得しようとすると、下の例の様になります。
母「あんた!いつまで怪しい宗教やってんの!お母さんは恥ずかしいよ!今すぐ辞めなさい!!」
息子「うるさい!何がわかるんだ!逆に不幸になるのはそっちだぞ!」と聞く耳を持ってくれなかった。。
→ 脱・洗脳にも洗脳ステップが必要。相手に強いこだわりがあるほど焦らず慎重なステップを踏む必要があるということです。
洗脳のステップを抜かしてしまうと、ただの平凡な母親の小言になります。
つまり、相手を納得させるにも洗脳ステップが生きる。
それでは洗脳の5つの手順を順番に解説していきます!
1)共通点で盛り上がる(類似性の法則)
人は、自分に似ている人に行為を持ちやすいと言われます。
・出身が同じ(◯◯町出身です/◯◯高校出身です)
・境遇が一緒(昔貧乏で..)
・しぐさや言葉を合わせる
情報・教育ビジネス業界の人の話しが自分の過去の貧乏話や苦労話からスタートするのは洗脳の1ステップ(類似性の法則)を使っているのです。
こうすることで、「この人は自分と似ている。自分もこの人についていけばよくなるかもしれない..」と、
自らのサクセスストーリーを思い描き、好感を持ってもらいやすくなります。
→ 相手の共通点をたくさん見つけて盛り上がろう
2)相手を100%認め心を開いてもらう(聞く耳を持たせる)
相手と共通の会話で盛り上がったら、次のステップです。
相手の警戒心を解く方法は、自分の味方だと思ってもらうこと。
つまり、相手の意見を100%認めてあげることです。
ここでは<相手を否定したNG例>と<100%承認例>をあげますね。
<NG例>
『それは自己責任でしょ。ヤバいよ君。だいたい今まで何してきたの?』
→ おいおい、初対面でなんでこんな偉そうに言われなきゃいけないの?(泣)
<承認例>
『わかる!辛いよね。ぼくもそれで苦しんでたけど、君のせいじゃないよ。いまの社会はちょっとおかしいよね..』
→ 嬉しい!!実は、誰に相談しても分かってくれなかったんです。。
→ 自分の話を前のめりに聴いてもらうには、相手の意見を100%認める
3)共通の敵を激しく叩く
人との共通点を見つけて盛り上がり、相手を承認した後は共通の敵を激しく叩く番です。
洗脳事例5)で挙げましたが、この力は強力です。
下にもう一度例を..
↓↓↓↓↓↓
「貧しいのは国のせいだ!あなたは全然悪く無い、今こそ立ち上がろう!」と言われて心が熱くなる。いても立ってもいられずデモに参加することに決めた。
→ 共通の敵を激しく叩くことで、相手の怒りの感情をかきたて団結力が芽生えます。
4)今のままじゃヤバいと説明
洗脳のステップが完了すると、次は行動喚起(アクションステップ)です。
人は安心を提示されたときより、不安を与えられたときのが2倍行動すると言われます。
不安の方が強い理由を例で見てみましょう!
不安:これを食べなければ将来ガンになるリスクが3倍です。
→ 後者の方が圧倒的にインパクトが強いはずです。
→ その人の悩みをピンポイントで突くと、たとえセールスだと分かっていても心は動くもの。
5)こうすれば幸せな未来が開けると伝える
現実を見せて不安を煽った後は、「その不安を解決ができます。」と導きます。
→ 最後に希望の光があると示してあげます。
ちなみに、商品によりもたらさせる明るい未来のことをベネフィットと言います。
ズブズブに心をつかむ洗脳ステップ
洗脳のステップでお客さんの心をつかんだあと、「この人はホンモノだ..」と感じてもらうステップがあります。
それは、小さなアドバイスで本当に効果を実感してもらうこと。
こちらは以下の記事を参考にしてください!
洗脳技術をもっと分かりやすくまとめて!!
ここまで、「洗脳の事例」と「洗脳する方法(ステップ)」を紹介しました。
大体分かったけど、もっと納得できるように説明して欲しい。と言う方はここを読んでください。
洗脳は、例え小さなアドバイスであれ「思ったよりいいな」と感じてもらえれば合格です。
なぜかと言うと、
人は「思ったより良いな」と連続で3回感じると、その人を信用してしまうから。
たとえささいな雑学でも、3回「そうなんだ!」と驚かすことができれば「詳しい人」というレッテルがもらえます。
たった3回だけ「思ったより良いな」と思ってもらえると信用してもらえる...
では、それを何度も繰り返すと...
分かりますよね?
あなたのことが好きになるし、信用してるし、もっと話を聞きたい!ってなるはずです。
洗脳のステップをあらかじめ踏んでおくと、あなたの提案を聞く準備が整います。
洗脳すると、あなたの意見が通りやすくなります。
→ 「洗脳の事例」で挙げた以上の行動喚起を人に起こさせることが可能になる。
以上、お伝えした「洗脳の事例」と「洗脳する方法(ステップ)」の関連性をまとめておきました。
人を最も洗脳しやすいタイミングがある
人を最も洗脳しやすいタイミングはショックを受けたときです。
・自分の信じているものから裏切られたとき
この状態に意図的に持っていく方法は様々ですが、例えばこんな方法があります。
- 恐怖ストーリーを鮮明に語ってビビらせる
- 相手の信じているものを否定して数字で事例をあげる
最近体験して実際にスゴイ!と感じたのはマイクロコピーセミナーでした。
「コピーライティングは最強のスキルだ」「ヘッドラインが最も重要だ」という考え方を否定し、売り上げを最短で改善するのはマイクロコピー(UXデザイン)だ!という切り口はインパクト大。
しかも数千円のセミナーで、受けたあとに「確かにこれは売り上げが上がる..だれにも教えたくない」と思わせてくれる内容。
山本琢磨氏は、神田昌典氏に次ぐ次世代マーケティングリーダーなのではないでしょうか..
年数回しか開催されない希少なセミナーなので、気になる人はぜひぜひ!
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まとめ:洗脳とは|洗脳方法をわかりやすく徹底解説(事例付)
・洗脳とは、端的に説明すると「考えを改める」こと
・洗脳するとは、相手が常識だと思うことを、新しい知識や気づきを与えることで新しい考えに変えること
・洗脳をポジティブな方向に使うとき、コーチングやファン化と呼んだりもします。
【洗脳する方法】
・洗脳には手順(テンプレート)がある
<洗脳の5つの手順>
■洗脳ステップ
1)共通点で盛り上がる(類似性の法則)
2)相手を100%認めて心を開いてもらう(聞く耳を持たせる)
3)共通の敵を激しく叩く
■行動ステップ
4)今のままじゃヤバいと説明
5)こうすれば幸せな未来が開けると伝える
【もっと信じてもらうためには】
→ 小さなアドバイスで効果を実感させ感謝される
【人を最も洗脳しやすいタイミング】
・自分の信じているものが覆されたとき
・自分の信じているものから裏切られたとき
↓その状態を意図的に作る方法
・恐怖ストーリーを鮮明に語ってビビらせる
・相手の信じているものを否定して数字で事例をあげる
以上、事例をあげながら洗脳する方法をご紹介しました。
洗脳は、信頼を得るために必要なステップです。
誰かの役に立ちたいと思ったとき、この方法を知らなければ「ただのお節介だ!」と嫌われてしまうかもしれません。
お金を稼ぎたいと思って行動に移したとき、この方法を知らなかった為に、相手に「売りつけられた!!」と恨まれてしまうかもしれません。
洗脳テクニックは、人の心を動かすステキな技術だとおもいます。
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